映画「紙の月」出演の大島優子を独占直撃 ── 憧れの宮沢りえは「生き様が格好良い」
今は帰る場所もないので全てにおいて全力でぶつかっていく
──これまでドラマ「私が恋愛できない理由」や「安堂ロイド~A.I.knows LOVE?~」など数多くのドラマや映画に出演されていましたが、やはりAKB48在籍時と卒業した今とでは女優業をやるうえでも違いがある? 大島 そうですね。AKB48にいた頃にもたくさんのドラマや映画に出させていただきました。当時は個人の仕事をやらせていただいても、どこか自分の中でグループという帰る場所があると感じていた部分はあったかもしれません。アイドルをやっている反面、芝居では自分を飾らず、感情を役になりきってぶつけていく感じでした。でも…。 ──でも? 大島 卒業して“アイドル”という肩書きがなくなって芝居をやっていく。今は帰る場所もないので、全てにおいて全力でぶつかっていこうと思っています。自分自身にどんな可能性があるのか、それをどういう糸口で引き出していけるのか、これからが楽しみで仕方ありません。これから色々なことにチャレンジしていきたいと思っています。 ──大島さんにとって、AKB48にいたことは今後の女優人生にとってプラスだった? 大島 プラスにしないといけないと思っています。 ──今後さらに女優として飛躍していくうえで、目標となる先輩はいますか? 大島 間近で見させて頂いて感じたのは、宮沢りえさんのようになりたいなと思いました。 ──演技とか、実績とか、存在感とか? 大島 すべてですね。普段から舞台なども観させて頂いているのですが、すべてが格好良すぎて。若い頃から活躍されていて、色々なお仕事もなさっていますし。本当に生き様が格好良いなと思います。女優としての目標というよりは、宮沢りえさんのような女性になりたいです。 ──大島さんはAKB48を卒業する際、「27歳までに結婚したい」と話していましたが、達成できそうですか? 大島 あれは本当にただの憧れなので。具体的な話はまったくないです。口だけです(笑) ──最後に今回の作品の見どころをお願いします。 大島 最後まで疾走感のある作品になっています。誰しもが持っている本能というものが、この主人公は爆発しています。とくに女性の方は共感できるんじゃないかなと思います。それと同時に、男性の方がこの作品を観てどんな感想をお持ちになるのかもとても興味があります。 ■大島優子(おおしま・ゆうこ)1988年10月17日、栃木県生まれ。B型。06年よりAKB48に加入、国民的人気を誇り、14年6月に惜しまれながらも卒業。女優活動として映画『闇金ウシジマくん』(12年公開)『劇場版SPEC~結~』(13年公開)、TVドラマ『私が恋愛できない理由』(11年放送)『カエルの王女さま』(12年放送)『安堂ロイド~A.I.knows LOVE?~』(13年放送)などに出演。