福士蒼汰、難役演じ切り共演陣から太鼓判「本当に嫌なやつ」「こんな福士君見たことない」
俳優・福士蒼汰と女優・松本まりかが16日、都内でダブル主演映画「湖の女たち」(大森立嗣監督、5月17日公開)の完成披露上映会に共演の福地桃子、財前直見、大森監督と出席した。 吉田修一氏の同名小説が原作。とある老人の不可解な死の謎を追う刑事・圭介(福士)が、取り調べを行った介護士・佳代(松本)と性愛関係に陥っていくミステリー。 福士は「今まで演じことのない役で、発見がたくさんあった役どころでした」と新境地となったことを告白。「大森監督からはたくさんダメだしをくらって。脳みそ取り替えられたんじゃないか、というくらい役者としての自分が変わった」と監督への感謝を語った。 財前は、福士演じる刑事から取り調べを受ける介護士役を演じ「福士君にめちゃくちゃ追い詰められて…本当に嫌なやつなんですよ。学生の時から知っているのでとても成長を感じました。憎たらしいとさえ思いましたね」と福士の熱演ぶりを回想。大森監督も「こんな福士君は見たことないと思う」と太鼓判を押した。 松本は、本作の魅力を「一言で表すと、造語ですけど“至美”。美に至ると読みましょうか。人間のどろどろした部分やもどかしい部分、自然の美しさや全てのことが美に至る作品じゃないか。素晴らしい映画に出会えて幸せだなと思っています」と語った。福士も「人間本来の弱さやもろさが映っているのかなと思います」とアピールした。
報知新聞社