北陸新幹線延伸ルート、年内の決定は見送り…地下水影響や財源負担に懸念の声が根強く
北陸新幹線の敦賀―新大阪間の延伸を巡り、政府・与党は当初目指していた年内の詳細ルート決定を見送る方向で調整に入った。延伸先の自治体で工事に伴う地下水への影響や財源負担などを懸念する声が根強く、丁寧な説明を求める意見が出ていた。 【地図】北陸新幹線の「延伸ルート」
政府・与党では、現在検討されている京都市内の駅位置が異なる3案から2案に絞ったうえで、検討を続ける選択肢が浮上している。2025年度末としていた着工時期の目標は変えず、引き続き地元の理解が得られるよう調整を続ける。