オリックス育成4位・寺本聖一が仮契約「将来はトリプルスリーを目標にしていきます!」
オリックスは13日、育成ドラフト4位指名の広島経済大・寺本聖一外野手(21)と広島市のホテルで仮契約を結んだと発表した。支度金300万円、年俸240万円(金額はいずれも推定)。背番号は29日の新人選手入団発表記者会見で発表される。 寺本は球団を通じて「仮契約をしていただき、改めてプロ野球選手になったという実感が湧きましたし、これから自覚をもって行動しなければいけないと思いました。1日でも早い支配下選手を目指して、ハツラツと野球を楽しんで、寺本を見に行きたいと言われるような選手になっていきたいです! 憧れの吉田正尚さん(現レッドソックス)に少しでも近づけるように頑張って、将来はトリプルスリーを目標にしていきます!」とコメント。高校も大学も先輩にあたる柳田悠岐外野手(ソフトバンク)が達成したことのあるシーズン3割、30本塁打、30盗塁の記録を「不動心」で目指す決意だ。 寺本は広島市出身で170センチ、86キロの右投げ左打ち。広島商高では2019年夏の広島大会に背番号「19」で出場し、優勝を経験。寺本は3試合に出場し、4打数無安打だった。甲子園ではベンチ入りメンバーから外れた。新型コロナウイルス感染症拡大による影響で甲子園大会が中止となった3年夏は、広島県の独自大会で優勝している。 広島経済大(広島六大学リーグ)では昨年、今年と全日本大学選手権に出場。今年は初戦で和歌山大に惜敗も、4番・右翼でフル出場した寺本は4打数2安打だった。今春リーグ戦はリーグ5位の打率3割4分5厘、2本塁打、9打点。大学通算12本塁打で、ベストナインを今秋含めて3度獲得した。 担当の早川大輔スカウトは「しっかりと振り切るスイングで、広角に長打を量産することができるスラッガー。ハツラツとプレーする姿が魅力の選手」と評している。 (写真は球団提供)
中日スポーツ