【阪神】臨戦態勢から一転、岡田彰布監督「どっと疲れたな」悩める打線は「やってたら爆発してるかも」一問一答
◆日本生命セ・パ交流戦 阪神―日本ハム(28日・甲子園)=雨天中止 交流戦の初戦は午後4時40分に中止が発表された。午前中から大雨が降っていたが、天候の回復が見込まれていたため、両軍は開催の方向で練習。気持ちを高めたままにしていた阪神・岡田彰布監督は「あーあ、どっと疲れたな」と苦笑いした。先発予定だった村上頌樹投手は登板を1度飛ばし、6月4日の楽天戦(甲子園)へ。29日は当初のローテーション通り、大竹耕太郎投手が先発する。 以下は岡田監督の一問一答 ―先発予定だった村上は 「村上は1回飛ばす。(他の先発は)予定通りいくよ。(村上に)1週間ちょっと、休養いうといた(笑い)」 ―開幕から中6日を守ってきたが、どこかでリフレッシュも必要 「そやなあ。ちょうどええ機会かも分からへんけどな。前回、あんな形(広島戦で5失点)やったからなあ」 ―考える時間もできる 「ずっと悪かったからな。大竹にしても(30日先発の)西勇にしても、ずっと抑えてるし。また悪いコンディションで投げて…っていうのもあるしな」 ―不振の攻撃陣も見つめ直す時間になるか 「いや、それは分からん。それは明日の結果が出てからやろ、いい雨やったと思うのは。それは分かれへん、今日やってたら爆発してるかもしれへんし。みんな結果やんか、これは」 ―結果が全て 「そうやんか。休んで打てるんやったら苦労せえへんわ、休ますよ」 ―そろそろ奮起してほしい 「ずっと、そろそろ言うてるやんか、開幕から。まあこればっかりはゲーム始まってみんとな。全然兆しがないのに爆発することはあるしなあ。なんかゲームの中できっかけつかんでな、自分の感じをつかむかも分からんし」 ―特に4番・大山に復調してほしい 「得点取らなあかんからの、結局はそういうことやから。一番チャンスがあるのはやっぱり4番やから。打順いうのは、そういう流れ、回りになってるわけやからさ」 ―一時期は復調の兆しがあったが、続かない 「だからそれは結果であってさ。2試合打点あげてとか、それで点取れとったら、全然普通、悪くないやんか。でもあれだけ2試合連続で打点を挙げても、ええって(記事を)書けへんやんか。見た目なわけやんか、結局。ホームラン打てないとかな、もっといい当たりというかな、すっきりした当たりとか長打とか、いろんな意味でな。だからそういうこと(不調のまま)になってくるからな、結局は。そらお前、2試合連続打点上げてんのに調子悪いかもってなるかも分からへんやん。本人からしたら」 ―きれいなヒットよりも得点につながる一打を 「それはもう全員やで。誰でも得点圏で回ってくる流れ、そういう場面になるわけやから。7番でも8番でもそういう場面くるわけやからな、チャンスが」 ―練習で打つポイントなど変化は見られたか 「いや、そんなん練習なんかでできひんよ。105キロのボールで」 ―29日の日本ハムの先発は、まだ分からないが 「いや、伊藤よ。こっちも大竹やん」 ―新庄監督は先発予定だった山崎を3番や6番で起用する可能性も示していた 「あした3番に入れるんちゃう、だから。そういうことちゃうの?」 ―打者として評価してるのなら 「ちゃうの?」 ―そんな情報は入ったか 「入るか。明日3番に入れたら、大したもんやけどな(笑い)今日でも、ホンマに3番に入ってたか分からへんけどな。そんな決まってもないことを(話題にされても困る)」 (引き揚げながら) 「あーあ、どっと疲れたな、きょうは」 ―気持ちを高め続けていたのに 「なあ。雨止む止むと言うから。いや、無理やろ(笑い)」
報知新聞社