親が「相続対策」と言って毎月「現金5万円」をくれます。ありがたいのですが、本当に税金は大丈夫なのでしょうか? あとで脱税していたことにならないか不安です…
【贈与・相続】親族間トラブルに要注意
贈与や相続を起因とした親族間トラブルは非常に多いので、親は子どもが複数いる場合は兄弟姉妹間の公平性を欠くことのないように十分注意しましょう。本記事のケースでは、これが一番の問題点と言えるかもしれません。 もし兄弟姉妹の誰かに偏った贈与を行いたい場合には、事前に話し合いの場を設け、みんなが納得したうえで行いましょう。「当事者が言わなければ他の人にはバレない」と思うかもしれませんが、前項で解説した「生前贈与加算」により、相続の際に知られてしまう可能性があることも知っておいてください。
まとめ
親からの毎月5万円の現金贈与の問題点は、「相続税の生前贈与加算」と「親族間トラブルの懸念」です。人は死期を選べないので、生前贈与加算については仕方ない部分がありますが、親族間トラブルについては防ぐことが可能です。事前の話し合いを大切にしましょう。 出典 国税庁 No.4402 贈与税がかかる場合 国税庁 No.4405 贈与税がかからない場合 国税庁 No.4161 贈与財産の加算と税額控除(暦年課税) 執筆者:佐々木咲 2級FP技能士
ファイナンシャルフィールド編集部