背中の痛みに加え発熱も 松山英樹は週末に望みを抱く「65」
◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 2日目(17日)◇バルハラGC(ケンタッキー州)◇7609yd(パー71) 【画像】逮捕から「66」…シェフラーが会見場に登場 午後3時11分スタートの約1時間40分前に会場に現れた松山英樹は、いつも通りスタート前の練習を淡々とこなしていた。腰から背中にかけて、痛みが出た箇所を気にするそぶりもない。むしろ、その練習を見る限りショットの調子は良さそうだった。スタートする頃には朝から降り続いていた雨も止み、風も穏やか。午後組はスコアが出そうな雰囲気が漂っていた。 1番、2番ともグリーンを外したものの、得意のアプローチでしのぐ滑り出し。続く3番(パー3)は、208ydを4mにつけて連日のバーディを決めた。この日最難関だった6番パー4では、1.7mのパーパットを沈めてガマン。7番(パー5)は5m強のバーディパットをど真ん中から決め、大勢のギャラリーから喝さいを浴びた。
パッティングのストロークはスムーズで、ラインも読めている。グリーン上のいい流れは、初日から続いている様子。パットが入れば、ショットのリズムも良くなっていくもの。8番(パー3)では8Iを振り抜き、ピン左横30cmに着弾。早くも3つ目のバーディを奪った。 後半も勢いは止まらず、2オンした10番(パー5)で18mのロングパットを“寄せて”バーディ。12番もグリーン手前のラフから得意のチップインバーディを流し込んだ。1.2mのパーパットを外した14番(パー3)でイヤな流れになった直後、15番で4m強を決めてスコアを戻してみせた。最終18番(パー5)も5Wのセカンドをピン奥4mに絡め、イーグルパットは惜しくも右に外したが、楽々バーディ締め。終わってみれば、7バーディ1ボギーの「65」で回り、トータル7アンダー暫定11位タイまで一気に順位を上げた。 一日を通してショットも安定していたが、それ以上にパットがさえわたっていた印象。ストロークゲインド・パッティング(パットのスコア貢献度)は「+2.097」とフィールド17位で、パット数もトータル「23」と驚きの数字だ。