大人になり校訓の奥深さに気付いた…小田原の書道家、母校の中学に額を寄贈
小田原市内で活動する書道家の大島修穂さん(62)=同市栢山=が母校の市立城北中学校に同校の校訓「ただしく・さとく・ねばりこく」を書いた額を寄贈した。 【写真で見る】校訓の額の前に立つ書道家の大島修穂さん=小田原市栢山の市立城北中学校 作品は縦70センチ、横135センチの大作で、力強い文字で書かれている。大島さんは同校の第1期卒業生で、在校時は校訓の意味をよく考えることはなかったという。「大人になってから校訓の言葉の奥深さ、素晴らしさに気付いた」といい、開校50年を記念し、寄贈を提案した。 大島さんは9歳の時に書道を習い始め、中学時代には地域の書道大会で学年最高賞を受賞。書道家を目指すようになり、現在は自身が立ち上げた昴書道会の会長、修文書芸会主宰を務める。 「額があることで、校訓の言葉を身近に感じることができる」と同校の富田雅浩校長。大島さんは「胸に残る大切な言葉を後輩の皆さんも大事にしてほしい」と話していた。
神奈川新聞社