【ONE】ストロー級日本人対決は大熱闘! 山北渓人が猿田洋祐にスプリット判定勝
ONE Fight Night 25: Brooks vs. Balart 2024年8月3日(土)タイ・ルンピニー・スタジアム 【写真】オモプラッタを仕掛けた山北を持ち上げた猿田 ▼第5試合 ストロー級MMA 5分3R 〇山北渓人(リバーサルジム新宿Me,We) [判定2-1] ×猿田洋祐(和術慧舟會HEARTS/Fight Beat Workout) 南新宿(代々木)Me,Weの山北は、2024年1月の東京大会でボカン・マスンヤネに判定負けするまで8戦無敗。3月のカタール大会でジェレミー・ミアドを相手に1R ブルドッグチョークで一本勝ちし、早々に再起を遂げている。 新宿(南新宿)和術慧舟會HEARTSの猿田は、元ONE同級王者。2019年1月にジョシュア・パシオに判定勝ちで王座奪取も3カ月後の再戦で敗れ王座陥落。その後、北方大地、内藤のび太との日本人対決に勝利するも、パシオとのラバーマッチでTKO負け。2022年4月にグスタボ・バラートに、2024年2月の前戦でマンスール・マラチエフに判定負けで3連敗中だ。 ともに強い組みを武器とするが、山北は、打撃を磨いてのレスリング&柔術で3つの一本勝ちを誇る。対する猿田は6KO・2SUBとトップを奪ってのパウンドによるTKO勝ちが多く、これまでサブミッションによる一本負けが無い高い防御力を併せ持つ。パウンドの名手・ベテラン猿田を相手に1敗のプロスペクト山北は、スクランブル合戦のなかでも極め切ることができるか。 両者は、徒歩8分の距離のライバルジムに所属するストロー級ファイター同士。新宿対決を制するのは猿田か山北か。 1R、前に出て圧をかける猿田に山北はジャブ。ダブルレッグを切る猿田。山北が右フックを放つと猿田も右フックを合わせに行く。山北がシングルレッグからスクランブルも上を取ったのは猿田。 山北はハーフガードから立ち上がろうとするが猿田が抑え込む。山北はオモプラッタ、猿田は持ち上げて解除し、再び上に。山北は両足で蹴って離すが猿田はすぐにパウンドの体勢に。山北は立ち上がろうとするが猿田は再び抑え込みながらコツコツと殴っていく。1R終了直前、山北が後転して立ち上がった。 2R、右のオーバーハンドの山北。打ち返す猿田にダブルレッグテイクダウン。すぐにバックを狙うが、腰をずらす猿田がトップに。首を抱える山北だが、対角に足を飛ばした猿田が上に。しかし、山北も身体を起してシングルレッグへ。右脇をすくい返されない猿田は、細かいパウンドを入れてトップに。 ここもヒザを立てる山北は前転から足を手繰りトラックポジションからバック狙い。しかしここもスクランブルでトップは猿田。脇をすく猿田は合間にこつこつパウンドし、左足がかわずに入ったまま場右で細かいパウンド。 足を手繰った山北がトップを奪い、がぶりからヒザ連打! しかし、ここもシングルレッグ猿田。首を抱える山北の上を取る。 3R、左右の山北に、カウンターの右を返す猿田。右の打ち合いでダブルレッグテイクダウンは猿田。胴クラッチで後方に返そうとする山北だが、コーナーまで押し込む猿田。そこに細かくパウンドは山北。頭を下げたままの猿田。 ブレーク。左ジャブ、右ストレートの飛び込みの山北に、猿田も左右細かいフック。左の飛び込みも、かわした山北は右。しかし、猿田はダブルレッグへ。がぶる山北に、今度は早めのブレーク。 左右の猿田は跳びヒザからバック狙い! 前に落とした山北も動きを落とさずバック狙い、スクランブルする猿田にオモプラッタ狙いも猿田も上に。ゴング。 両者ノンストップのスクランブル戦の判定は2-1でジャッジは山北を支持した。
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