神尾楓珠、flumpool山村隆太のギターに乗せて生歌唱「皆さんに届けばいいな」北香那も感動の涙『最寄りのユートピア』制作発表
9月25日(水)放送のスペシャルドラマ『最寄りのユートピア』(フジテレビ系 午後10時~11時34分)の制作発表会が開催され、神尾楓珠、北香那、山村隆太(flumpool)が登壇した。 【写真】山村隆太のギターに乗せて歌う神尾楓珠 本作は、ミュージシャンとしての成功を夢みて路上ライブを中心に活動するも、いつしか音楽を楽しむ気持ち、夢への情熱を見失い、自信も目標も失いかけている主人公・工藤隆司(神尾楓珠)と、他人からは順風満帆に見えるような人生を送りながらも、いつも心に満たされない思いを抱えている木崎夕莉(北香那)が出会い、不器用な2人が“お酒”と“音楽”とともに過ごすことで次第に心を通わせていき、それぞれの人生に希望を見いだしていく姿を描く物語。 このたび、制作発表会に神尾、北、隆司が憧れを抱くミュージシャン役で出演する山村隆太が登壇。本作の登場人物たちの心情に共感したという一同。神尾は「隆司に『自分に期待したくない”というせりふがあって、それがすごく刺さりました。僕自身も昔から自分に期待することが怖いと思っていたので、口にした時になんだかグッときました」と。北は「私は日常の中で“この方はこういう考え方してるんだな”と勉強になったり、感銘受けることがたくさんあるのですが、本作は現代を生きる皆さんが共感しやすい内容になっているんじゃないかなと思いました」と語った。 そんな本作で、神尾は歌とギターに挑戦。「このお話を頂いた時から“本当に僕でいいのかな”という不安がずっとありました。でも、先生をはじめ皆さんのおかげでなんとか撮影を終えることができてほっとしています。(歌は)自分には絶対にできないことだという認識があり、だからこそ憧れもありました。今回経験できたことは自分にとってすごく大きなことで、特別な時間だったなと思います」と振り返った。 練習について問われると「移動中も車の中でずっと練習していました。ガタガタするので難しかったんですけど、ミュージシャンの方も移動中に弾いたりしているのかなと。ミュージシャンになった気持ちでした」と神尾。そんな話を受け、山村はすかさず「車の中で弾いたことはないです(笑)」とツッコみつつ「最初に会った時から弾いているところを見ていたけれど、みるみる上手になっていって。もちろん才能もあるけれど、陰の努力をされているなと思いました」と絶賛した。 さらに北からも「神尾くんのギターと歌で感情がグッと入る感じだったので、お芝居の手助けをしてもらってました」と褒められ「僕は人生で歌が良いと言われることがなかったんです。家族は本当に歌がうまくて、僕は“あんたは下手だ”と言われて育ってきたので(笑)」と謙遜する神尾だが、北は「その歌声で⁉︎」と驚き、山村も「もう、家族でデビューしたら? 神尾ファミリーで(笑)」と勧めた。 そんな神尾がボーカルを務め、山村のギターに乗せてメインテーマ「背中合わせ」を生パフォーマンスするひと幕も。北は涙を浮かべながら「隆司…ってなりました。すてきでした」。神尾は「歌いきったことにすごく高揚感があります。最初は不安でしたがそれも途中から頭の中になく、皆さんに届けばいいなっていう気持ちで歌えたんじゃないかな」と。 山村も「この距離にいるとすごく感じるものがあって。僕もグッとくるし、皆さんにも伝わったんじゃないかな。普段は自分で歌って、メンバーが弾いてくれることが多いので、伴奏で誰かの歌に寄り添うことって実は初めてなんです。でも“神尾くんの歌、届け!”という気持ちで弾きたくなるボーカリストだなと思ったので、普段メンバーもこんな気持ちでやってくれてたらいいなって(笑)」と笑顔に。 最後に、神尾が「僕らは今を生きる全ての人に届いたらいいなという気持ちで撮影したので、登場人物、そしてこの作品を通して、見終わった後に悩みがちょっと軽くなったり、背中を押されて前向きな気持ちになってもらえたらいいなと思っています。ぜひ放送を楽しみにしていてください」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。
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