メーガン妃、ヘンリー王子に裁判から手を引き自由になってほしい
イギリスで、数々の訴訟を抱えているヘンリー王子。しかし妻のメーガン妃は、王子に裁判から手を引いて、自由になって欲しいと考えているそうだ。 【写真】タブロイド紙との争いで裁判所に姿を見せたヘンリー王子 Peopleによるとメーガン妃は、「100%王子を支持しているものの、彼が訴訟から手を引いて、今を生き、幸せに暮らしてほしいと願っている」そうだ。夫妻が立ち上げたアーチウェル財団の元従業員が明かしたという。 「彼女はこうした問題すべてから解放されることを望んでいますが、すべては彼が経験したこと、そして(妻と子供たちへの)愛情が根底にあるので、無理なことだと分かっています。こんな重荷を背負う必要のない世界で生きることが出来れば、と願っているのです」と続ける。 王子一家は2020年に王室を離脱したことを受け、王族・要人警備執行委員会(RAVEC)の警護対象から外れた。以来王子は警備の再開を求めて法廷闘争を行っている。彼はほかにも、タブロイド紙を運営する各社を相手取り、情報を違法に入手したとして訴えているが、警備問題は何よりも重要だそうだ。 王子は先日英ITVのドキュメンタリー『Tabloids on Trial(原題)』で、「今も危険なことに変わりありません。一人の人間が自分が読んだものを基に、単独行動を起こすだけで悲劇が起こります。それがナイフなのか酸なのかわかりませんが、本当に憂慮しています。僕が妻をこの国(イギリス)に連れ帰らない理由の一つです」と明かしており、家族の安全に危機感を抱いていることを覗かせた。 警備を巡る裁判では、今年ロンドンの高等裁判所がRAVECが王子の警護のグレードを引き下げたことに違法性はなく合理的で、手続きとしても不当ではないとして、王子の訴えを退けた。王子はこれを不服として、控訴するとみられている。また王子は、この件に関して、父チャールズ国王に介入して欲しいと願っており、Peopleではそれが原因で父子の溝が深まったとも指摘している。