<永瀬廉&松田元太>「東京タワー」初共演の2人が明かすお互いの“魅力”と“新たな発見” 年上女性と恋する役への共感は?
取材中も楽しそうに会話する2人は、普段も“会話にならない会話”を交わすなど、ゆるいコミュニケーションを楽しんでいるようだ。
松田さんが「よく話すんですけど、お互い、深く考えないで会話をするんです。いい意味で適当というか、ストレスのない会話ができるので、一緒にいて楽というか……男友達のような感じがすごく楽です」と述べると、永瀬さんも「多分、僕らの話って、よく考えたら会話になっていないんですよね。思ったことを言い合っているだけなので。会話っていうより騒いでいる、という感じ。お互いに独り言を言っているような感じです」とうなずき、「元太と『会話している』って思ったことないですよ、僕。それぐらいゆるくしゃべれる相手ですね」と信頼感をにじませた。
◇永瀬廉、透の行動には共感「真っすぐさは似ているな」
永瀬さんと松田さんは、本作で共に、年上の女性との危うい恋に溺れる役を演じる。20歳以上年上の浅野詩史(板谷由夏さん)に惹(ひ)かれていく透を演じる永瀬さんは、「透のせりふでもあるんですけど、詩史さんは所作も含め、すごくきれいで、丁寧で。詩史さんの紡ぐ言葉も絶対に透は好きだと思うし、僕が永瀬廉として聞いても、惹かれる理由が分かる。ゆっくり動いたり、ゆっくり話したり、そういう余裕のある部分にすごく惹かれていくんだろうな、というのは分かりますね」と、詩史の魅力を語る。
人妻だが、詩史を好きになってからの透の行動にも共感できるといい「人に対してではなくても、たとえばアニメとか自分が好きなもの、はまったものに対して、睡眠時間を削ってでも見ちゃったり。何か好きなもの、はまったものに対しての熱中度合い、真っすぐさは似ているな、と思いました」と理解を示す。その上で「詩史さんに対する気持ちなど、内にすごく熱いものを秘めている、ということがちゃんと伝わればいいな、と思っています」と透役に込めた思いを説明する。