ジン・ホァが初優勝!大分国際車いすマラソン
第43回大分国際車いすマラソンが17日に開催され、男子フルマラソン最速クラス(T34/53/54)でパリ・パラリンピック銀メダリストのジン・ホァ選手(中国)が1時間18分31秒で初優勝した。2位には鈴木朋樹選手(30)が1時間19分34秒で続き、白熱した戦いを見せた。 ジン選手は「鈴木選手と30数キロまでは良いペースで走れた。天気も良く、日本の観客からの温かい応援にとても興奮した」と振り返った。さらに、「今回はフグ選手が不参加で残念だったが、次回は鈴木選手やフグ選手と再び競いたい」と、さらなる挑戦への意欲を語った。 鈴木選手は「今年最後のレースとして、出し尽くした内容だったと思う。楽しかった」と語り、充実感を滲ませた。また、「これまではフグ選手が作るレースに乗る形が多かったが、今回は自分でレースを作らなければならなかった」と、レース展開の難しさにも触れた。後半は風が出てくるなど厳しい条件下での戦いとなったが、「体力的にも厳しい部分があり、自分のペースで刻むようなレースだった」と振り返った。 来年の目標について鈴木選手は、「今年のパラリンピックが終わり、次はロサンゼルスに向けての4年間が始まる。来年も目標をしっかり設定して取り組んでいきたい」と、次の挑戦を見据えた。
女子部門ではスイスのデブルナー選手が初優勝
女子マラソン(T34/53/54クラス)では、スイスのカテリーヌ・デブルナー選手が1時間36分49秒で初優勝を果たした。3位には土田和歌子選手が1時間40分01秒で入り、日本の地元ファンを沸かせた。