ノンバンク系ビジネスローンは審査に通りやすいって本当? 銀行系ビジネスローンとの違いって?
ビジネスを立ち上げたり、新たな事業を展開したりする際には、資金が必要になります。その調達方法はさまざまですが、ビジネスローンの利用も一つの選択肢となるでしょう。サービスを提供している企業によって、ビジネスローン商品はいくつかの種類に分けられます。 今回は、ノンバンク系と銀行系の違いから、ノンバンク系のビジネスローンは審査に通りやすいといった話について深掘りし、解説していきましょう。
ビジネスローンの特徴
まず、利用前にビジネスローンについて理解しておかなければいけません。ビジネスローンとは、事業資金の借り入れを目的として利用できるローン商品のことです。そのため、利用者は法人経営者や個人事業主に限定されます。一般の人が借り入れできるカードローンとは異なり、事業以外の用途での利用はできません。 また、総量規制の対象とならない点も特徴です。個人がカードローンなどを利用する場合は、年収の3分の1を超える借り入れはできないというルールがあります。この総量規制が適用されないため、例えば、個人事業主でも年収の3分の1を超える金額の借り入れがビジネスローンでは可能です。
ビジネスローンのノンバンク系と銀行系の違い
ビジネスローンは、主にノンバンク系と銀行系に大別可能です。銀行系とは、文字通り、民間銀行のビジネスローン商品を指します。ノンバンク系とは、消費者金融業者など、銀行以外の企業が取り扱うビジネスローン商品です。 以下で、ノンバンク系と銀行系のビジネスローンの違いをみてみましょう。 ■主な違いは金利と審査 ノンバンク系は銀行系と比較して、金利が高い傾向があります。法律の上限となる金利を設定しているノンバンク系のビジネスローン商品も少なくありません。銀行系は、ノンバンク系よりも金利を抑えているビジネスローン商品が多くみられます。 審査に関する違いは、主に2つです。1つは審査スピード、1つは審査基準です。審査スピードに関しては、ノンバンク系の方が早いといわれています。また、比較的審査に通りやすいとされているのもノンバンク系です。銀行系と比較して借りやすいと表現できなくもありませんが、そのぶん金利が高い点は押さえておく必要があります。