【写真：産経新聞社】

　オフシーズンに大きな注目を集めるのが、フリーエージェント（FA）市場だ。昨オフも山崎福也、西川龍馬、山川穂高の3選手がFA権を行使し、国内移籍を決断した。今季も多くの選手が新たにFA権を取得しており、早くもオフの動向が注視されている。そこで今回は、今オフのFA目玉候補を紹介したい。（※今季成績は8月1日時点）

佐野恵太（横浜DeNAベイスターズ）

【写真：産経新聞社】

・投打：右投左打 ・身長／体重：178cm／88kg ・生年月日：1994年11月28日 ・経歴：広陵高 - 明治大 ・ドラフト：2016年ドラフト9位 　昨季は打撃不振に陥り、大きく成績を落とした佐野恵太。FA権を取得した今季は本来の打撃を取り戻しており、評価を高めている。 　明治大から2016年ドラフト9位で横浜DeNAベイスターズに入団。プロ3年目の2019年に89試合出場で打率.295（規定未満）、5本塁打と飛躍の足掛かりを掴んだ。 　翌2020年はメジャー移籍した筒香嘉智（現：DeNA）に代わって4番打者に抜擢されると、打率.328、20本塁打、69打点と圧巻の数字を残し、首位打者に輝いた。 　さらに、2022年には打率.306、161安打、22本塁打、72打点の活躍で最多安打のタイトルを戴冠。 　2020年から3年連続打率3割をクリアしていたが、昨季は不調に苦しみ、打率.264、13本塁打、65打点とレギュラー定着後では自己ワーストの数字に。 　それでも今季は、ここまでリーグ5位の打率.287をマーク。7月21日に国内FA権を取得しており、今オフの動向が注目される選手の1人となっている。