開幕戦から強豪と激突するB1昇格組の越谷アルファーズ…安齋竜三HC「A東京は巨大な壁」
越谷アルファーズは9月28日、ホームの越谷市立総合体育館で滋賀レイクスとのプレシーズンゲームを開催。越谷が97-84で“B1昇格組対決”を制し、シーズン開幕へ向けて弾みをつけた。 【動画】越谷アルファーズが今シーズン初の勝利のネギタッチ! クラブは公式SNSを通じて、安齋竜三ヘッドコーチと松山駿の試合後のコメントを伝えている。 後半に試合の主導権を握った越谷。松山が「良い時間と悪い時間がちゃんと出て、修正するところをしっかり学べたゲームだった」と振り返ると、安齋HCは「プレシーズン通してやってきた成長が後半に出て、勝って終われたのは良かった」と総括した。 昨シーズンにB2準優勝を果たしたチームから継続して在籍している選手は6人と、大きくメンバーを入れ替えた越谷だが、松山は「メンバーもガラッと変わって最初のうちは慣れない部分もあったんですけど、開幕に向けて徐々に慣れてきて、自分の本来のプレースタイルが出せてきているのかなと思います」と語っており、チームケミストリーは順調に構築できているようだ。 シーズン開幕前の最後のプレシーズンゲームに勝利した越谷だが、初のB1挑戦へ向けて指揮官は一切気を緩めていない。 「勝つ試合を見せられたのは良かったんですけど、今日も満員ではなかったですし、もっと自分たちがしっかりとしたバスケットをしないといけないです。B1では相手チームに良い選手がいっぱいいますし、自分たちもそこにぶつかっていくゲームをたくさんのファンに見てもらいたいと思うので。逆に言うと、見たいなと思えるようなバスケットを僕らがしないと、会場が満員にならないんだなと今日実感したので、そこはしっかりチームとしてもクラブとしても積み上げていくところかなと思います」 開幕戦の相手は強豪・アルバルク東京。さらに、アウェーでの2連戦と、いきなり正念場を迎えるが、松山は「今日みたいな入りをしていたら、勝負がすぐ決着してしまうと思います。チャレンジャーとして、入りから強度の高いディフェンスや、遂行力の高いオフェンスをしていかないとどうしても厳しい試合になるので、しっかり練習から準備して頑張っていきたい」と意気込んだ。 さらに、安齋HCも「アルバルクはもう優勝候補だし、巨大な壁なんで、そこに自分たちからしっかりぶち当たって、少しでもこじ開けられるような状況を常に作っていくのが重要」と相手を警戒しつつ、「その準備をまずこの1週間でしっかりやりたいなと思いますし、そういう相手にも越谷らしいバスケットで、ファンの人に喜んでもらえるような試合をやりたい」と力強く語った。
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