国公立大の合格 過去最高17% 今春・全日制県立高卒業生 福島県
今春の大学入試で、福島県内の全日制県立高卒業生1万439人のうち、17・0%に当たる1778人が国公立大に合格した。全体に占める割合は前年より1・9ポイント上昇し、過去最高となった。県教委が30日、発表した。 過去5年間の大学合格者数と卒業生の数は【表】の通り。合格者は国立大が1265人で前年より76人増えた。公立大は513人で前年より26人増加した。大学別では福島大が374人(前年比15人増)で最多だった。少子化により卒業者数が減少傾向にある中、国公立大の合格者が増えた要因について、県教委は各校で個々の生徒に応じた進路指導に加え、探求学習の推進などが奏功したとみている。 国公立大と私立大を合わせた合格者数は8658人。私立大の合格者は6880人で前年度から296人減った。東北学院大が587人で最も多く、日大工学部が398人、東洋大が290人と続いた。