【映像】＜センバツ注目選手＞入江大樹遊撃手（仙台育英）みちのくの大型内野手 繊細かつダイナミックな野球で初制覇へ
製作・著作／毎日放送
◆入江大樹（いりえ・だいき）遊撃手 8強に進んだ2019年夏の甲子園で3番を任され、秋から4番に座った。優勝した東北大会では4試合すべてで安打を記録。明治神宮大会では初戦で天理（奈良）に敗れたものの、高めの球を左翼席中段まで豪快に運んだ。身長185センチの右打者は、スケールの大きさを感じさせた。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡
それでも自身は満足していない。「東北大会では長打が少なかったし、神宮大会も1安打だけ。4番の仕事が十分にできなかった」。球を当てに行くような安打や凡打も多かった反省から、この冬は体幹を鍛え、常に強いスイングをすることを意識している。 遊撃の守備でも軽やかな身のこなしが光るが、体が硬く、捕球姿勢が高いのが課題。ほぼ同じ身長の坂本勇人（巨人）の動きに近づこうと、地道に取り組んできた。
チームは能力の高い選手がそろうだけでなく、走塁や守備では状況に応じてどんなプレーをするかについて無数の決まり事があり、繊細かつダイナミックな野球で日本一を狙う。
チームを引っ張る立場として重圧も感じているが、「試合になったら、練習でやったことを出すだけ。自分が結果を残せば皆がつながる」。視線の先に、東北勢初の甲子園制覇がある。【毎日新聞社／石井朗生】
