「タイトリストT350」と「ヤマハRMX VD/X」を試打! ミスヒットに強い秘密がわかった【最新アイアンの魅力③】
ヤマハRMX VD/X:ヘッドがブレずにどこに当たっても同じ飛び
●試打シャフト/ N.S.PRO 910GH(S) 7番ロフト角/28度 重量/418グラム 長さ/37.0 インチ ネック裏のボリュームと、トウ側に配した高比重&大容量のタングステンウェイト(7I=46g)によって、最大級の4000g・㎠という大慣性モーメントを手に入れた。そして、ディスタンス性能に優れている。 【試打結果】 キャリー●181.1Y 縦距離●188.5Y 初速●56.7m/s 打ち出し角●18.2度 スピン量●5047rpm 高さ●34.9Y ※1Wのヘッドスピードが50m/sほどの勝又プロが自身のHSで打ったとき ストロングロフト&大慣性モーメントによる”飛んで曲がらないアイアン”とウワサの「RMX VD/X」。 「クラブを構えると、ネックの膨らみは隠れるので気になりません。グースが利いていて全体的に丸みを帯びたシルエットで、ボールを包み込むようなイメージですね」 打点をトウやヒールに外して打っても、弾道データや飛び様が安定して「ミスヒットに一番やさしいヘッド」という評価に。しかも、スピンが適度に入って弾道の頂点が高く、グリーンに止まりやすい。 「慣性モーメントが大きいと右にすっぽ抜けやすいイメージがあるかもしれませんが、このモデルはライ角がアップライトだしネックの膨らみもあり、フェースが返って振り遅れません。打点が散らばっても真っすぐ飛ぶし、タテ距離がそろうアイアンです」 TEXT/Satoru Niida PHOTO/Tomoya Nomura、Akira Kato THNAKS/GOLF PLACE ※総重量は編集部調べ ※週刊ゴルフダイジェスト2024年2月27日&3月5日合併号「やさしいアイアン研究室」より一部抜粋
週刊ゴルフダイジェスト