【貯蓄額】60歳~69歳で「貯蓄2000万円以上」の人、実は少数派。中央値は700万円って本当?平均と中央値をチェック
【60歳代・二人以上世帯】金融資産保有世帯の貯蓄額は平均いくら?
次に、同調査より金融資産保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。 ●【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄2000万円以上の割合 ・38.0% ●【60歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:2588万円 ・中央値:1200万円 貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄2000万円以上は38.0%と「約4割」という結果に。 貯蓄額の平均は2000万円を超え、中央値は1000万円を超えました。 貯蓄保有世帯では、多くの世帯が1000万円程度は備えがある状況だとわかります。 思うように貯蓄ができていないと感じている人は、NISAやiDeCoなどを活用して、預貯金以外の金融資産を保有することを検討してみてもよいかもしれません。 老後は多くの世帯で年金と貯蓄を使って生活していくことになります。 では、年金はいくらぐらい受け取れるのでしょうか。 次章に「厚生年金」の平均受給額を記載するので、参考にしてみてください。
厚生年金(老齢厚生年金)の受給額はいくら?
・〈全体〉平均年金月額:14万3973円 ・〈男性〉平均年金月額:16万3875円 ・〈女性〉平均年金月額:10万4878円 ※国民年金の金額を含む ●受給額ごとの人数 ・1万円未満:6万1358人 ・1万円以上~2万円未満:1万5728人 ・2万円以上~3万円未満:5万4921人 ・3万円以上~4万円未満:9万5172人 ・4万円以上~5万円未満:10万2402人 ・5万円以上~6万円未満:15万2773人 ・6万円以上~7万円未満:41万1749人 ・7万円以上~8万円未満:68万7473人 ・8万円以上~9万円未満:92万8511人 ・9万円以上~10万円未満:112万3972人 ・10万円以上~11万円未満:112万7493人 ・11万円以上~12万円未満:103万4254人 ・12万円以上~13万円未満:94万5662人 ・13万円以上~14万円未満:92万5503人 ・14万円以上~15万円未満:95万3156人 ・15万円以上~16万円未満:99万4044人 ・16万円以上~17万円未満:104万730人 ・17万円以上~18万円未満:105万8410人 ・18万円以上~19万円未満:101万554人 ・19万円以上~20万円未満:90万9998人 ・20万円以上~21万円未満:75万9086人 ・21万円以上~22万円未満:56万9206人 ・22万円以上~23万円未満:38万3582人 ・23万円以上~24万円未満:25万3529人 ・24万円以上~25万円未満:16万6281人 ・25万円以上~26万円未満:10万2291人 ・26万円以上~27万円未満:5万9766人 ・27万円以上~28万円未満:3万3463人 ・28万円以上~29万円未満:1万5793人 ・29万円以上~30万円未満:7351人 ・30万円以上~:1万2490人 ●割合 ・10万円未満の割合:22.7% ・10万円以上の割合:77.3% ・15万円以上の割合:46.1% ・20万円以上の割合:14.8% ・20万円未満の割合:85.2% ・30万円以上の割合:0.1% インフレや少子高齢化が進む日本では、年金だけで生活するのは難しくなってきています。 老後に向けた資産対策を現役時代のうちからスタートできるよう、情報収集などを始めていきましょう。