女子ゴルフ・政田夢乃、トップと4打差2位、初めての最終日最終組で初シードとツアー初優勝を狙う
◇16日 大王製紙エリエールレディスオープン第3日(エリエールGC松山) ポイントランク61位の政田夢乃(24)=なないろ生命=が6バーディー、ノーボギーの65で回り通算15アンダー、トップと4打差2位で最終日を迎える。初シードとツアー初優勝にも手の届く位置だ。山下美夢有(23)=加賀電子=が19アンダーで首位、政田と並ぶ15アンダー2位に鈴木愛(30)=セールスフォース=。竹田麗央(21)=ヤマエグループHD=は13アンダー5位。 ◇ 初めての最終日最終組をつかんだ。しかもメンバーは初めて回る山下&鈴木の歴代女王2人。政田は「よけい緊張しそうだなと思うんですけど、今日曲がっていたドライバーショットが修正できたらイケるんじゃないかなと。しっかり今日みたいなプレーができたらいいと思います」と言う。 前日までは安定していたドライバーが荒れた。2番では第2打もグリーン右手前ラフに。しかしここからの40ヤードを58度ウェッジでチップイン。バーディーを決めた。「アプローチ、パットでカバーすることができた。よかったです」。 10番では7メートルのバーディーパットが決まり、終盤も16、17番では5メートル、2メートルのチャンスをものにして65。「16番は足が滑っちゃって、ミスショットだったんですけど、結果オーライって感じで(笑)」と舌を出した。 昨年挑戦5度目のプロテストで合格を果たしてから、激動の1年だ。QT(予選会)ではファイナルステージに進めず、出場優先順位147位。4月のJLPGA下部=ステップアップツアーでプロデビューして、5月に主催者推薦出場した初のレギュラーツアー、リゾートトラストレディスでいきなり8位。リランキングで中盤戦からの出場権を得ると、8月NEC軽井沢72ゴルフでは2位になった。 「今年1年間は修行。経験を積みながら頑張りたい」と話していた通り時間を積み上げ、この今季ラストチャンスまで来た。「攻めるだけでなくセーフティーに行くことも学んできた。ガツガツさを少しは抑えながら、パットもジャストタッチでコロンとカップに入るイメージで行きたい」と政田。『コロン”の先には大きな獲物もある。
中日スポーツ