「それって詐欺じゃない?」 青森県警、被害防止へWeb動画広告
青森県警は、交流サイト(SNS)を通じて投資を勧めたり、恋愛感情を抱かせて金銭をだまし取ったりするSNS型投資詐欺やロマンス詐欺を防ぐためのWeb広告を作成した。県内では同様の詐欺被害が相次いでおり、県警は目に留まりやすい動画で注意を呼びかけ、被害に歯止めをかけたい考えだ。広告は県警公式ユーチューブチャンネルでも配信している。 動画は架空のラジオ番組内で、リスナーからの相談にパーソナリティーが答えるという構成。エフエム青森アナウンサーの里村好美さんが、リスナーから「結婚資金を作るために投資しようとメッセージを受け取った」と相談を受けた後、「それって詐欺じゃないですか」ときっぱり。「家族や友人にも注意するように言って」と注意を促す内容に仕上がっている。 動画はユーチューブのほか、X(旧ツイッター)やインスタグラムなど各種SNSでも公開されている。 11月28日現在のSNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の被害件数は計60件で、被害金額は合わせて約4億752万円に上る。 県警生活安全企画課は「SNSでお金の話を持ちかけられたら、ちょっとおかしいのでは、と立ち止まってほしい」と強調。詐欺被害を疑う場合は、警察相談専用電話「#9110」の活用を促している。
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