【50歳代夫婦世帯】平均貯蓄額は1147万円!毎月いくら積立投資したら1000万円を作れる?
【50歳代の貯蓄額一覧】貯蓄保有世帯のみの平均貯蓄額と中央値はいくら?
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。 ●【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1611万円 ・中央値:745万円 ●【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】一覧表 ・100万円未満:12.5% ・100~200万円未満:8.9% ・200~300万円未満:5.2% ・300~400万円未満:5.4% ・400~500万円未満:5.2% ・500~700万円未満:7.7% ・700~1000万円未満:7.5% ・1000~1500万円未満:12.2% ・1500~2000万円未満:5.8% ・2000~3000万円未満:7.4% ・3000万円以上:15.5% 貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄300万円以下は26.6%。 平均は1600万円を超え、中央値は700万円を超えました。 老後資金としていくら必要であるかは世帯によって異なるものですが、昨今の物価高や増税、保険料負担増などの可能性を考慮すると、備えにはゆとりを持たせておきたいですね。 では、老後資金をつくる方法の1つとして、積立投資で毎月いくら積み立てたら「1000万円」をつくれるのかを次章でシミュレーションしていきます。
50歳から65歳までに「1000万円」準備する!積立投資でいくら積み立てる?
50歳から65歳までの15年間、ほとんど金利が付かない預貯金で「毎月5万5556円」を積み立てていくと、1000万円貯まります。 では、積立投資では、毎月いくら積み立てたら1000万円をつくれるのでしょうか。 金融庁の「資産運用シミュレーション」で1~10%の想定利回り別にシミュレーションしていきます。 【想定利回り別】50歳から65歳までに1000万円つくるのに必要な毎月の積立額 ・1%:5万1516円 ・2%:4万7684円 ・3%:4万4058円 ・4%:4万635円 ・5%:3万7413円 ・6%:3万4386円 ・7%:3万1549円 ・8%:2万8899円 ・9%:2万6427円 ・10%:2万4127円 ※上記はあくまでもシミュレーションであり、実際の運用は15年間ずっと同じ利回りとはいきません。 運用利回りが高くなるほどに、積立額は少額になっていきます。 ただし、比例してリスクも高くなる点には留意が必要です。 積立投資は、文字通り積み立てる形で投資していくものです。投資ですので元本保証はなく、将来的に資産が増えるのか減るのかもわかりません。 ただし、上がったり下がったりを繰り返しながら、平均的に数%の運用利回りを達成することは決して非現実的ではありません。 特にいまは銀行預金が超低金利であることも考慮する必要があります。 たとえば、0.01%の預貯金に資産を預けている間に物価が3%上昇すれば、実質2.99%の目減りとなってしまいます。 通帳の残高は減っていなくても、資産価値は少しずつ下がっていくとなれば預貯金もある意味のリスクといえるでしょう。