中日・井上一樹新監督、「財産を立浪さんとの絆が深くない方に持っていかれるよりは…」決断の大きな理由明かす
中日は10日、来季監督に井上一樹2軍監督(53)が就任すると発表した。井上新監督が名古屋市内で記者会見し、球団の要請に対し、監督就任を決断した大きな理由を明かした。 ◆阪神・井上一樹コーチ、練習を見守る【写真】 就任要請について「中日の歴代監督の名前を挙げても、素晴らしい人材ばかり。人間力、戦術にたけた、そして圧倒的な知名度を考えますと、僕でいいのか、という迷いが生じました」と話した新監督は「その中で決意を固めたのは、立浪監督へのリスペクト。立浪監督が育て、磨き続けた原石が、光る手前まできている選手がたくさんいる。その財産をドラゴンズ以外の立浪さんとの絆が深くない方に持っていかれるよりは、自分がバトンを受け継ぐ方が一番スムーズなのかなということを考えて、決断に至りました」と話した。 立浪前監督について新監督は「立浪監督には、お疲れさまでした、というねぎらいの言葉とともに、これからも相談させていただくこともあると思いますけど、そういったことをこの場を借りて、言わせていただきます」と話した。
中日スポーツ