コーセーがタイの化粧品大手を買収です。 化粧品大手コーセーは、タイでトップシェアを誇る化粧品大手「PURI社」を買収することを発表しました。 株式の80％弱を約120億円で取得し、子会社化します。 PURI社が展開する「PANPURI」は香りに強みを持つ人気のブランドで、2024年の売り上げ見込みは日本円で約48億円。 タイの百貨店やホテル、空港などを中心に展開し、地元に根づいています。 コーセーはこのブランドを買収することで、“脱・自前”を推し進める考えです。 コーセー・小林一俊社長: 日本で開発された商品を今までの手法で海外に持ち込むのではなく、地域最適化という発想に転換して、現地起点のマーケティングとモノ作りをしていこう、地域に根付いたブランドを獲得していこう。今回のPURI社の取得は、この市場における地域に根付いたブランド獲得の第1弾。 タイを足がかりに、市場の拡大が続く東南アジアやインドでの販売を強化したい狙いです。 コーセー・小林一俊社長: （バンコクは）東京と同様に世界中から観光客が集まる国際的なハブ都市という環境。われわれとしてもブランドのグローバル化を進めるにふさわしい、タイ発、バンコク発のブランドは面白い。次なる成長領域として、ASEANとインドなどを含むグローバルサウス市場を強化していく。