【2025年の運気を爆上げ!】“巳”にまつわる「京都」最旬のパワースポットを一挙公開
● 鴨川畔の「巳」スポット 賀茂川と高野川が交わる三角州“鴨川のデルタ”すぐにある出町橋の西のたもとに、弘法大師空海筆と伝わる青龍妙音弁財天画像をご本尊とする「出町妙音堂(青龍妙音弁財天)」がたたずみます。「出町の弁天さん」として親しまれています。 鎌倉時代、左大臣の西園寺公衡(きんひら)の長女寧子(やすこ)が、第93代後伏見天皇の后として輿(こし)入れされた際、西園寺家の念持仏として持参。以来伏見離宮にまつられ、北朝初代の光厳天皇、北朝第2代光明天皇、北朝第3代崇光天皇へと受け継がれました。江戸時代に伏見邸が出町北鴨口に移転したのに伴い、ご本尊も移されました。明治時代には一時東京に移ったものの、信徒の願いを受けて現在の地に堂宇が建てられ、ご本尊もお戻りになりました。今は、相国寺塔頭「大光明寺」の飛び地境内となっています。 神仏習合の名残がある鳥居をくぐってこぢんまりとした境内へ。手前の拝殿には弁財天のお使いとされる白蛇の木像が安置されています。拝殿の軒下には蛇の姿が刻まれた瓦や蛇の絵が飾られていますので、手を合わせたあとは拝殿のまわりを一周してみましょう。奥の白壁のお堂は「六角堂」といって、本殿にあたります。 ご本尊の青龍妙音弁財天画像は、相国寺承天閣美術館で保存されているため、御前立に弁財天の木像が安置されています。巳の日の法要と春の大祭、お火焚祭の時にはご本尊の写しが公開されます。授与所の前には、「京都で一番キツイみくじです」と書かれた張り紙が。強靭なメンタルをお持ちの勇気のある方は、ぜひおみくじを引いてみてください。 出町妙音堂を訪れたなら、和菓子好きならご存じの「出町ふたば」へも立ち寄ってみてはいかがでしょう。塩気のある赤えんどうがゴロゴロ入ったやわらかな餅でなめらかなこしあんを包んだ「名代豆餅」は絶品です。行列必至ですが、お店のスタッフさんの数が多く、接客もスピーディーであるため、停滞することなくどんどん列が進んでいくので、時間にゆとりがあるならぜひ並んで豆餅を買い求め、すぐ近くの鴨川のほとりや、この後ご紹介する京都御苑のベンチに座ってほおばってみてはいかがでしょう。