【鹿島が昨季王者・神戸を撃破した意味(2)】「うまい選手たちがあれだけハードワークしたら強い」。鈴木優磨ら攻撃陣が神戸から得た学び……ここから求められるゴールとの両立
カシマスタジアムでヴィッセル神戸に12年ぶりの白星を飾った鹿島アントラーズ。これで15試合終了時点で9勝2分4敗の勝ち点29。ポイントでは神戸と並んだ形だが、得失点差で3位となっている。 ■【動画】神戸を撃破! 鈴木優磨→チャヴリッチの華麗な攻撃から、最後はルーキー濃野公人がゴールを決める!■ それでも5月に入ってからの5戦無敗というのはチーム状態が上向いている証。最大の得点源である7ゴールの鈴木優磨筆頭に、スーパーサブとしての立ち位置を確立させつつあるチャヴリッチが5点、濃野公人が4点、仲間隼斗と植田直通が3点ずつと、得点源が分散しつつあるのも朗報と言っていい。 そこに2列目の名古新太郎や師岡柊生のゴールがついてくれば理想的。今季の鹿島はご存じの通り、2列目だけはタレントが豊富で、対戦相手や状況によって陣容を変えられるだけの人材が揃っている。が、師岡、樋口雄太、土居聖真、松村優太、藤井智也といった面々が揃ってノーゴールというのは、やはり物足りない。 そのあたりは、主力アタッカー陣がそれぞれ得点を取っている神戸との違いだろう。 「神戸はホント、強いっすね。上にいるうまい選手たちがあれだけハードワークしたら、それは強いなと正直、思いますね」 鈴木優磨も神妙な面持ちでこう語っていたが、大迫勇也、武藤嘉紀、宮代大聖、佐々木大樹らは前線からのハイプレスを厭わない。今回の鹿島戦は一瞬のスキから失点してしまったが、そういうことは滅多にないし、守から攻への切り替えの速さ、ゴールへの推進力と迫力はやはり際立っている。だからこそ、2023年J1王者の座を手にできた。
■町田戦という絶好のチャンス
鹿島のアタッカー陣も常時、そういうレベルのパフォーマンスを発揮しなければ、常勝軍団復活は難しいのかもしれない。鈴木優磨は率直にそう感じたのではないだろうか。 神戸から得た学びを生かし、ここからはハードワークのできるアタッカー陣がゴールを重ねていく必要がある。仲間、名古、師岡という2列目は、最近のランコ・ポポヴィッチ監督にとっての「最適解」と言えるが、彼らの得点力がアップすれば、鈴木優磨やチャヴリッチももっと楽にプレーできるようになる。特に6試合連続スタメンの名古にはもう少し数字がほしいところ。 直近の22日のYBVルヴァンカップ1stラウンド3回戦・町田ゼルビア戦は攻撃陣底上げの絶好のチャンスと言えそうだ。守備陣は選手層が薄いため、植田や関川郁万、安西幸輝らがピッチに立たざるを得ないだろうが、前線は新たな面々を起用できるはず。このところ出番に恵まれていない垣田裕暉や土居、まだ完全にフィットしていないミロサヴリェヴィッチら新戦力含め、積極的にトライしていくことが重要だ。 ポポヴィッチ監督も古巣・町田に短期間で2度も負けられないため、そこまでメンバーを落とすようなことはしないと見られるが、これから猛暑の夏場が来ることを考えると、選手層の引き上げは不可欠なテーマ。今季の神戸・吉田孝行監督もあえて大迫や武藤を外すトライをしているのだから、鹿島も斬新な策を講じてもいいのではないか。
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