絵本作家・さとうわきこさん死去 89歳 『いそがしいよる』など「ばばばあちゃん」シリーズ手掛ける
絵本『いそがしいよる』の「ばばばあちゃん」シリーズなどで知られる、絵本作家のさとうわきこさんが、3月28日に長野・諏訪市内の病院で大動脈解離のため亡くなったことを、8日に出版元の福音館書店が発表しました。89歳でした。
さとうさんは、1935年1月28日東京生まれ。デザインの仕事に従事する中で、子どものためのイラストレーションに興味を持ち、雑誌『母の友』への童話の発表などを経て、作家となりました。 代表作の「ばばばあちゃんの絵本」シリーズは、1987年刊行の第1作『いそがしいよる』(最新は第56刷)のほか全19作で、シリーズ累計発行部数394万部のロングセラーを記録。 さらに『せんたくかあちゃん』『くもりのちはれ せんたくかあちゃん』などの「せんたくかあちゃん」シリーズ、『おつかい』『るすばん』など数多くの作品を生み出してきました。 すでに葬儀・告別式は近親者のみで執り行われ、4月24日にお別れの会を予定しているということです。