手作り「かぼちゃプリン」は濃厚&お店クオリティのなめらかさ!ほろ苦カラメルと一緒に【沼津りえの季節の手仕事#24】
kufura
季節の移ろいを感じながら、作る過程を楽しみたい「季節の手仕事」。旬の恵みを存分に味わう逸品を料理研究家・沼津りえさんが丁寧に解説します。 【写真14枚】カラメルから手作りする「かぼちゃプリン」の作り方を写真で見る。まるでお店のような見た目とおいしさに! 今回はかぼちゃを使ったプリンを紹介します。かぼちゃと卵と牛乳でシンプルに作るので、かぼちゃのおいしさが際立つスイーツです。なめらかな食感に仕上がるよう、丁寧な手仕事も楽しんでみてください。
しっとりなめらかな食感がうれしいご褒美プリン
お菓子作りも得意な沼津さんに、今回は秋に作りたい「かぼちゃプリン」をリクエスト! カラメル作りから、フライパンで蒸し上げる方法まで、懇切に教えてもらいました。 「プリン作りは少し手間はかかりますが、使う材料は至ってシンプル。卵と牛乳と砂糖があればOKです。今回はここにかぼちゃを加えます。かぼちゃが温かいうちによく潰して、丁寧に漉せば、お店のようななめらかな食感に仕上がりますよ」(以下「」内、沼津さん) 動画にはおいしく作るポイントが満載! 早速、チェックしてみましょう。
【材料】(プリンカップ110ml 5~6個分)
かぼちゃ・・・150g(正味) 卵(常温に戻したもの)・・・3個 砂糖・・・40g 牛乳・・・300ml バニラエッセンス・・・2~3滴(あれば) [カラメル] グラニュー糖・・・大さじ4 水・・・大さじ1 湯・・・大さじ1
【作り方】
(1)カラメルを作る フライパン(直径20cmくらいがおすすめ)にグラニュー糖と水を入れ、中火にかけ、このまま沸騰するまで混ぜずに待ちます。 「ここで混ぜるとグラニュー糖が結晶化して、ザラザラした食感のカラメルになってしまいます。なので、沸騰するまでじっと我慢!」 泡の音が小さくなり、沸騰して周りが茶色くなってきたら、フライパンをゆすります。煙が上がって泡が細かくなってきたら火を止め、湯を加えて温度の上昇を止めてください。 「カラメルは火が通りすぎてしまうと焦げて苦くなってしまうので、湯を入れて、これ以上火が通ることを防ぎましょう。湯を入れる時にハネやすいので、火を止めてから入れてください。今回のようにほろ苦い大人味に仕上げたい時は、加熱時間を長くするとビターなカラメルになりますよ」 カラメルは冷めると固まるので、熱いうちにプリンカップに注いでおきましょう。 (2)かぼちゃを加熱して潰す かぼちゃは種を取り、耐熱容器に入れ、ラップをして600Wの電子レンジで4分加熱します。竹串を刺してスーッと通ればOKです。かぼちゃの大きさによって、加熱時間は調整してください。 粗熱が取れたら、まだ熱いうちに5cm幅くらいに切って皮を削ぎ落とします。ボウルにかぼちゃの黄色い部分だけを入れ、ヘラで押さえつけるようにして、できるだけ細かく潰してください。 「かぼちゃは冷えると潰すのが大変。熱さが残っているうちに潰した方がなめらかに仕上がります。皮は捨てずに、プリンのトッピングやかりんとうにするといいですよ!」