若々しく見せたいなら、まずは前髪アレンジ!
分け目を変えるだけで、印象が変わる。 イメージチェンジや若々しく見せたいならまずは前髪アレンジを。 『EMMA』代表でトップスタイリストのNAOMIさんの提案に、本誌読者2人がトライ!
思いきって切ったら、 雰囲気が華やか、 表情がいっそう豊かに。
カットして前髪を作るのは4年ぶり、という牧英理子さん。 「マスク生活になって、前髪とマスクで顔が隠れるのはなんとなくバランスが悪い気がして、前髪を伸ばし、額を出していたんです」 中途半端な長さは、横分けにして、サイドの髪になじむまで我慢した。 「今日のカットはグラデーションボブベースで、前髪は目にかかるぐらいに。前髪は多少長めに作っておくほうがアレンジのバリエーションが広がります。巻いたり、横に流したりできるし、何より前髪は小顔効果があるんですよ」 と、NAOMIさん。 「久しぶりに見る前髪がある自分の顔が、なんとも新鮮です。少し長めでもヘアアイロンで巻けば短くなるし、横に流すだけでもエレガントな雰囲気が出るので、やっぱり顔が華やかに見えますね。毎日のアレンジが楽しみ!」
style1|マッシュルーム風ショートボブは、スライドカットで前髪を軽く。
「前髪は中央からサイドにつながるよう、マッシュルームっぽくカットしています。さらに中間から毛先へとスライドカットを入れたことで、毛流れが生まれ、ニュアンスが出ます」(NAOMIさん)。スタイリングは毛先のみにヘアクリームをつけ、センター部分を薄く下ろした。
久しぶりに短くなる前髪を見て、牧さんもうれしそう。NAOMIさんが前髪の長さを鏡で見ながら、慎重に微調整していく。
style1|ふんわりボリュームアップさせ、 前髪は横に流し、耳にかけて知的に。
ドライヤーで髪の根元を乾かした後、髪全体を前に流すよう、さらに乾かして後頭部をふんわりさせる。「毛流れがフロントに来ると、おしゃれ感が出ます」(NAOMIさん)。ワックス、もしくはさらっと感がお好みならクリームを毛先のみにつけて、前髪をサイドになじませる。
デンマンブラシやスクリューブラシで髪を巻き上げ、根元をしっかり出してドライヤーを当て、ボリューム感を出す。
大人っぽい面長さんも、 前髪を作ると、キュッと小顔で若返り。
昨年秋から前髪を伸ばし、センターパーツのセミロングヘアの齋藤紫さん。 「最近、髪に以前はなかったうねりが出てきて、スタイリングがとてもしづらいんです。前髪もどうにもスタイリングできないので伸ばしていました」 NAOMIさんは齋藤さんに似合う前髪を探るべく、頬の下まで伸びていた前髪を2段階に分けてカット。 「最初はアレンジしやすい長めの前髪に。次にさらに1・5㎝ほどカットし、軽さを出すため、中央を薄くしてサイドにつなげました」 流行りのシースルーバングも、ある程度厚みを持たせて前髪を作り、中央部分だけを薄く作ったほうがアレンジしやすいという。 「やはり前髪があると気持ちが上がります。このぐらいの年齢になると、きれいよりかわいいと言われるほうがうれしいからでしょうか」(齋藤さん)