三菱自動車岡崎 vs. NTT西日本

「第95回都市対抗野球大会」も4日目。第2試合は2年連続14回目の出場となる三菱自動車岡崎（岡崎市／東海第2代表）と、10年連続35回目の出場となるNTT西日本（大阪市／近畿第5代表）が対戦した。 【ハイライト動画】1回戦　三菱自動車岡崎vs.NTT西日本｜NTT西日本が猛打でコールド勝ち

序盤からNTT西日本打線が爆発し、試合は一方的な展開となった。NTT西日本は1回表に日本新薬からの補強選手である4番・濱田龍之祐のライトフェンス直撃のタイムリー2塁打で1点を先制。2回表には成瀬脩人のタイムリー3塁打から山田峻士、串畑勇誠のタイムリーに辻本勇樹の満塁走者一掃のタイムリー3塁打など、8本の長短打で一挙9点の猛攻を見せた。

その後もNTT西日本は3回裏に2本の犠飛で2点を追加し、6回裏には濱田のライトスタンド中段に飛び込むソロ本塁打に辻本のセーフティスクイズなど、硬軟織り交ぜた攻撃で12安打14得点と打線が機能した。対する三菱自動車岡崎は6安打を放ったが、得点は4回表に畔上翔などのタイムリーで1点のみで、今大会2試合目となる7回コールドゲームで試合終了となった。

NTT西日本先発の井原陵人は、大量援護を背に5回1失点と好投。6回は井澤駿介、7回は藤本翔がパーフェクトリリーフで、チームは3年ぶりに初戦を突破した。三菱自動車岡崎は大会屈指の左腕・秋山翔がまさかの乱調で2回途中降板となり、後を継いだ笠井健吾も5失点、さらに田中啓斗、鈴木翔也と登板した投手が全て失点と、投手陣が崩壊した。

◆試合結果 三菱自岡崎｜0 0 0 1 0 0 0｜ 1 NTT西日本 ｜1 9 2 0 0 2 X｜14 ◆投手 ・三菱自岡崎：秋山翔、笠井建吾、田中啓斗、鈴木翔也 ・NTT西日本 ：伊原陵人、井澤駿介、藤本翔 ◆本塁打 ・NTT西日本：濱田竜之祐（6回ソロ）文：大久保泰伸