1月31日頃から「高温」 今季最強寒波の次は…“10年に一度レベルの高温傾向” スギ花粉の飛散や桜の開花も早まる予想
今シーズン最も強い寒気が流れ込み、東日本から西日本の日本海側を中心に各地で大雪となりましたが、25日(木)には気象庁から「高温に関する早期天候情報」が発表されました。 【写真を見る】1月31日頃から「高温」 今季最強寒波の次は…“10年に一度レベルの高温傾向” スギ花粉の飛散や桜の開花も早まる予想 これは、その地域・時期としては、10年に一度しか起きないような著しい「高温」が予想された場合に、6日以上前から注意を呼びかける情報です。 早いところでは、東海・近畿・中国地方などで、1月31日(水)頃から平年に比べてかなりの高温が予想されています。農作物の管理などに注意をしてください。 <5日間平均気温> ■1月31日(水)頃~ 東海・近畿・中国 +2.3℃以上 四国・沖縄 +2.4℃以上 九州北部 +2.9℃以上 九州南部・奄美 +3.0℃以上 ■2月1日(木)頃~ 関東甲信 +2.4℃以上 ■2月3日(土)頃~ 東北 +2.2℃以上 北陸 +2.4℃以上 さらに、同時に発表された1か月予報では、全国的に高温傾向です。 しかし、この高温傾向で「寒さが緩んだ!」と手放しで喜ぶことはできません。これまで雪が一気に積もり、残っている地域では高温で雪が緩み、なだれが発生したり、融雪による土砂災害が発生したりするおそれがあり、一層の注意が必要です。 ■スギ花粉飛散開始時期 例年よりも1週間~10日早いか このように今年は暖冬傾向であることから、スギ花粉の飛散が例年より早く始まる所もあるでしょう。気象会社のウエザーニュースが1月17日に発表した予想では、各地で例年より1週間から10日ほど早い飛散開始となる見込みです。 【花粉の飛散開始時期】 1月下旬 東京・千葉・静岡・福岡 2月上旬 名古屋・広島・熊本・鹿児島・高知・和歌山 2月中旬 大阪・鳥取・京都・長野・福島・仙台 2月下旬 秋田 3月上旬 青森 4月中旬 札幌 ■桜の開花 平年より4日~1週間ほど早くなる見込み 今後は、春先にかけても「高温傾向」が続くため、桜の開花も早くなる可能性があります。ウェザーマップが1月25日(木)に発表した桜の開花予想では、各地で平年より4日~1週間ほど早くなる見込みです。
寒気が入ったり、急に気温が上昇したり、寒暖差が大きくなっています。体調の管理にお気をつけ下さい。 (気象予報士・桜沢信司)
CBCテレビ
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