iPhoneのライトニング↔音声端子変換アクセサリが事実上終売か USB-C移行やワイヤレス主流により需要減
アップルが、2016年にiPhone向けに発売したアクセサリー「ライトニング-3.5mmヘッドフォンジャックアダプター」がほとんどの地域で売り切れの状況になっており、事実上終売との見方がなされている。 【画像】昔は無料で付属していた「EarPods」互換性のあったアダプター 同アダプターは19日現在、日本やアメリカなどのAppleStoreで「在庫切れ」と表示されており、報告によればフランスなどEU諸国の一部を除いてすべてこの取り扱いになっているという。米国のケースでは、確認てきた10月時点では在庫有りとなっていたため、直近一ヶ月で販売終了となった可能性が高い。 このアダプターはかつてiPhone 7、iPhone 8などでは無償で同梱されていたものの、以降のモデルには付属しなくなった。もとより自社のワイヤレスイヤホンAirPodsシリーズの人気や、有線イヤホンの需要減などがあり、現在活用する層も限られている状況にある。 このタイミングで取り扱いがなくなった背景としては、近年のLightning端子廃止の動きがあると指摘されている。現在アップルが公式に取り扱うiPhoneのうちLightning端子を搭載したモデルは「iPhone 14」「iPhone SE」のみ。いずれも2025年内に新型の投入が想定されているため、先んじて今回の対応を行った可能性が高い。 また、上記の観点からすると、新発売に期待される「iPhone SE」は現行のiPhoneで採用されているUSB-C端子での給電になることにも期待したい。
編集部 IT/デジタル担当