田中恒成、現役続行を表明「この負けにも絶対に諦めません」
プロボクシングの前WBO世界スーパーフライ級王者の田中恒成(29)=畑中=が16日、自身のSNSで現役続行を表明した。14日に東京・有明アリーナで初防衛戦を闘い、同級5位だったプメレレ・カフ(29)=南アフリカ=に1-2の12回判定負け。王座から陥落し、試合後の会見では今後について「ちょっとわからない」と話していた。 田中は「気持ちの整理に時間がかかったので言葉で表現するのにも時間がかかってしまいました。とにかく悔しくてたまりません。でも僕は井岡一翔さんとの試合で沢山の事を学んだからこの負けにも絶対に諦めません。自分自身の事、周りの事、諦める理由や辞める理由は十分にあるけど〝終わりは絶対にここじゃない〟ってそう感じています」などとつづった。 最後に「〝俺は諦めない、ずっとチャレンジャーだ〟って俺のライバルに、もう伝えたけど改めてもう一度伝えたいです」と13日に3度目の防衛に失敗し、同じく王座から陥落した同学年のライバル、前WBA世界バンタム級王者の井上拓真(28)=大橋=へのエールと思われる言葉を添えた。 プロ戦績は田中が22戦20勝(11KO)2敗、カフが14戦11勝(8KO)3分け、井上が22戦20勝(5KO)2敗。