三重の中1、暗算最高位10段に 「限られた時間の中で達成感」
三重県名張市の桔梗が丘中学校1年、高田知佐さん(13)が、全国珠算教育連盟主催の段位暗算検定で最高位の10段に合格した。次の目標は、現在3段の珠算で上を目指したいという。 【写真】中村岳彦・副市長に合格を報告する高田知佐さん(右)=三重県名張市役所 9月にあった検定は全国で4837人が受検。乗暗算、除暗算、見取暗算の3種目をそれぞれ3分間に40問こなす。各200点中190点以上が合格基準で、きれいに数字を書くことも必要になる。全国の合格者22人中、県内からは高田さんだけだった。 幼稚園年長から珠算を始めた。同市内の竹島珠算簿記学校(竹島正記校長)に通う。小学4年で暗算9段を取り、5年の時から2カ月に1回ある検定で10段を受け始め、今回10回目の挑戦だった。 13日に市役所を訪問し、中村岳彦・副市長に報告。デモンストレーションで1問あたり数秒で解いてみせると、中村副市長は「すごい」を連発していた。 高田さんは「中学では部活も勉強もしないといけない。限られた時間の中で達成感がある」と語り、将来は「『好き』を仕事にできたら」という。(小西孝司)
朝日新聞社