ペロブスカイトで産官学連携訴求 神奈川知事「ここからエネ革命、ノーベル賞を」と期待
工業技術の見本市「テクニカルショウヨコハマ2024」が7日、パシフィコ横浜(横浜市西区)で始まり、オープニングセッションで、ペロブスカイト太陽電池をめぐって、黒岩祐治神奈川県知事や、宮坂力桐蔭横浜大特任教授、マクニカの原一将社長が特別対談を披露した。 同社はかねて、ペロブスカイト太陽電池を活用したソリューションの実証などを進めている。対談ではそれらも踏まえ、脱炭素に向けた官民学の連携について意見を交換した。 宮坂教授は、ペロブスカイト太陽電池の耐久性などを確認する実証実験を近く、横浜港の大桟橋付近で始めることも説明。塩害もあるような地域での取り組みは世界でも異例という。黒岩知事は「神奈川発の技術でもあるペロブスカイトや、マクニカのソリューションを組み合わせればエネルギー革命が起こせる」とエールを贈った。「先生はいずれノーベル賞をとる」とも期待した。
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