2009年MVPの松井秀喜氏がWS始球式に登場 第3戦ジーター氏、第4戦オニール氏に続き
ワールドシリーズ第5戦(ヤンキース6-7ドジャース、ドジャース4勝1敗、30日、ニューヨーク)米大リーグのワールドシリーズ(WS=7回戦制)の第5戦が行われ、ドジャース(ナ・リーグ)はヤンキース(ア・リーグ)に7―6で逆転勝ちし、4勝1敗として4年ぶり8度目の制覇を果たした。 ヤンキースOBで2009年のWSで日本選手初となる最優秀選手(MVP)に輝いた松井秀喜氏(50)が、WS第5戦の始球式に登場。大歓声に迎えられ、マウンドから捕手役のヤンキース・トレビノにノーバウンドで投げ込むと、「ゴジラ」の帰還にヤンキースタジアムは熱狂に包まれた。 松井氏は巨人から03年にヤンキースへ移籍。7年間在籍し、09年のWSでは6試合に出場。打率.615(13打数8安打)、3本塁打、8打点と驚異的な活躍を見せ、9年ぶり27度目のWS制覇に大きく貢献した。 第3戦では長らく主将を務めたデレク・ジーター氏、第4戦では4度の世界一に貢献したポール・オニール氏が始球式に登場した。2005年の井口資仁(ホワイトソックス)、07年の松坂大輔(レッドソックス)らWSを制した日本選手の一人である松井氏は、ニューヨークのファンに愛される偉大な選手と並び、大役を務めた。 ヤンキースタジアムの記者会見場には、09年に優勝した瞬間の写真が大きく飾られていた。MVPの松井氏も、しっかりと画角に収まっていた。(横山尚杜)