（写真：北陸新幹線で行こう！北陸・信越観光ナビ）

　最先端のデジタル技術と専門家の手作業によって高精度に芸術作品を再現した「クローン文化財」を紹介する「クローン文化財降臨展」の開幕を20日に控え、会場の黒部市芸術創造センター・セレネ美術館（同市宇奈月温泉）で19日、最終チェックが行われた。ゴッホの「ひまわり」やモネの「睡蓮の池　緑のハーモニー」など世界の"名作"が並んだ。北日本新聞創刊140周年記念事業。 　クローン文化財は、デジタル技術と伝統的な模写や修復の技術を組み合わせて作る。展示では28点を紹介。絵画は筆のタッチや絵の具を塗り重ねた厚みまで再現されている。 　この日はスタッフが会場内を確認した。中村賢一主任学芸員は「間近で見ることで、名作の魅力をより深く感じ取ってもらえるだろう」と話している。 　セレネ美術館、黒部・宇奈月温泉観光局、北日本新聞社主催。20日は午前11時からオープニングレセプションとギャラリートークがある。9月23日まで。