災害に備え地域住民と避難所開設訓練 福島刑務所 段ボールベッド組み立てや避難者受け付けなどの手順確認
福島刑務所は20日、福島市南沢又の同刑務所で災害に備えた避難所開設訓練を実施した。職員や地域住民らが段ボールベッドの組み立て方や避難者受け付けなどの手順を確認し、有事の際の対応を共有した。福島刑務所が地域住民と協力して訓練を行うのは初めて。 本県沖で最大震度7の地震が発生し、南沢又地区のライフラインが壊滅的な被害を受けた―との想定で行った。参加した約30人の地域住民は、段ボールベッドや簡易トイレを組み立て、職員からお湯を注いで作るパスタなどの非常食の説明を受けた。 福島刑務所は2020(令和2)年6月に、福島市と災害時の避難者受け入れなどに関する協力協定を締結し、有事の際は武道場などを一時避難所として地域住民に提供する。