ケイン、イングランド代表8選手の招集辞退は「残念」
【AFP=時事】サッカーイングランド代表のハリー・ケインは13日、多くの選手が招集を辞退したことに失望感を示し、代表チームが最優先であるべきだと主張した。 【特集】写真で振り返るサッカー選手のビフォーアフター イングランドはUEFAネーションズリーグで勝利が必須となる敵地でのギリシャ戦を14日、そしてホームでのアイルランド戦を17日に控えているが、トーマス・トゥヘル氏の新監督就任を控える中、リー・カーズリー暫定監督の最後の招集メンバーからは8選手が辞退を申し出た。 ネーションズリーグのリーグA自動昇格のチャンスをつかむために必勝となるギリシャ戦を前に、ケインはこの状況にいら立ちを募らせている。 ギャレス・サウスゲイト前監督がチームにもたらしたもので、トップの代表選手が失わないようにすべきものは何かと問われたケインは英ITVに対し、「イングランドのためにプレーする喜びだと思う。彼がそれを取り戻した」と述べた。 ケインは「イングランド代表は何よりも、クラブよりも優先されるべきだ」とし、多くの選手が離脱したことを「残念」だと表現した。 「シーズンの厳しい時期で、少しそれに乗じているのかもしれない。正直に言ってあまり気に入らない。イングランドは何よりも優先されべきだ。どんなクラブの状況よりもだ」 カーズリー暫定監督が招集した26人のうち、デクラン・ライスやフィル・フォーデン、ブカヨ・サカ、コール・パーマーら8人が合流を辞退した。また追加招集された5選手のうちジャード・ブランスバイテも辞退しており、代わりにジャレル・クアンサに声がかかった。 今回のネーションズリーグを最後にU-21代表指揮官に復帰することになるカーズリー暫定監督は、「それは彼の意見だろう。私は目の前のことに対処するしかない」とし、ケインのコメントをはぐらかしつつ、この時期の離脱は珍しいものではないと述べた。【翻訳編集】 AFPBB News