電子ペーパー「QUADERNO」にフットペダルによるページめくり機能など追加。これを記念」してギタリストの弓木英梨乃さんに「QUADERNO」を使ってもらうスペシャルムービーも制作した

　富士通クライアントコンピューティングは2月6日に、電子ペーパー「QUADERNO（クアデルノ）」の本体アップデートを開始した。 【写真ギャラリー】 ●フットペダルの操作でページをめくれるように 　今回のアップデートでは、「QUADERNO」にBluetooth接続フットペダルを使用したページめくり機能を追加。楽器で音楽を演奏する際にフットペダルの操作でページをめくれるようになり、楽器から手を離すことなく快適に楽器演奏を楽しめる。 　ページめくり機能の追加は、同社が行ったユーザー調査によって「QUADERNO」に楽譜を入れて楽器演奏に活用していることが明らかになったことを受けたもの。紙の楽譜には、演奏時に手でページをめくりにくく、持ち運びの際に重くてかさばるという欠点がある。また、すでにタブレット端末などで楽譜を利用している人からは、練習の際に液晶画面を長時間見るのは目が疲れる、演奏会場で液晶画面の光が気になる、バッテリがもたないといった悩みが寄せられていた。 　目が疲れにくい電子ペーパーディスプレイを搭載した「QUADERNO」なら、薄型・軽量かつ長時間駆動であり、紙の楽譜同様、書き込みも可能となっている。さらに今回のBluetooth接続フットペダルを用いたページめくり機能追加によって、より快適に楽器演奏を楽しめるようになる。 　なお、フットペダルを用いたページめくり機能の追加にあわせて、「ページ送り順設定」機能も追加し、ページを先読みできるようになった。楽器演奏では、現在演奏している譜面の位置よりもさらに先を確認したいというニーズがあり、紙の楽譜では実現が困難なページの先読みはデジタルならではの便利な機能といえる。   　また、従来はPC向けの専用アプリケーション「QUADERNO PC App」が必要だったデータ転送が、Windowsに限り、USBケーブルでPCと「QUADERNO」を接続してエクスプローラーにファイルをドラッグ＆ドロップするだけで実行可能になった。 　ほかにも、従来の「大学ノート」よりも罫線の細いテンプレート（大学ノート_細罫32行）が「QUADERNO」本体に追加したほか、「マンダラチャート」や「単語帳」テンプレートを公式サイトで新たに提供開始した。また、テンプレートも専用アプリケーションを使用することなく取り込めるようになり、「QUADERNO」本体で登録したノートテンプレートを削除できるようになった。 　アップデート対象機種は、「QUADERNO A5（Gen.2）」（FMVDP51）と「QUADERNO A4（Gen.2）」（FMVDP41）。 　フットペダルを用いたページめくり機能の提供開始を記念して、『ギター・マガジン』（リットーミュージック刊）とのコラボレーションが実現し、ギタリストの弓木英梨乃さんに「QUADERNO」を使ってもらうスペシャルムービーなどのコンテンツを、「QUADERNO」公式サイトと『ギター・マガジン』のウェブメディア「ギター・マガジンWEB」で公開している。さらに、2月13日発売の『ギター・マガジン』2024年3月号には、「QUADERNO」特集ページが掲載予定となっている。