ショーン・コムズ、13歳の少女に性的暴行の訴え セレブ2人も加担か
性的人身売買と恐喝、性的暴行と暴力の容疑で逮捕、起訴されたミュージシャンでラッパーのショーン・コムズ。2000年のMTVビデオミュージックアワード(MTV VMAs)のアフターパーティーで、他に2人のセレブと一緒になって13歳の少女に性的暴行をしたと訴えられた。 【写真】「ショーン・コムズ」フォトギャラリー Page Sixによると、テキサス在住の弁護士トニー・バズビーが現地時間10月20日、いずれも匿名の女性3人と男性2人を代表して、新たに少なくとも5件の新たな民事訴訟を起こしたそうだ。 その中の一人である現在37歳の女性は、2000年9月7日に行われたMTV VMAsのアフターパーティーで、コムズともう1人の男性セレブから性的暴行を受けたと訴えている。19ページに及ぶ訴状によると、もう1人女性セレブも関わっており、彼女の立ち合いのもと、コムズと男性セレブに代わる代わるレイプされたそうだ。「この暴行を受けた後、原告は深いうつ状態に苦しみ、人生の全ての側面に影響を及ぼした」と主張している。 また5人の原告のうちの一人である男性は、コムズから薬物を服用されられたと訴えているそうだ。 バズビー弁護士は20日、NBC Newsを通じて声明を発表し、「我々は正義実現のため動きます」「証拠収集と裁判準備を続けながら、コムズ氏らを被告として毎週訴訟を起こしていく予定です」と明らかにした。 彼は今月初めに未成年者25人を含む被害者120人、14日には6名の男女の代理人として、コムズを相手取り民事訴訟を起こした。2日に受けたLaw&Crime Networkのインタビューでは、被害者が訴え出るためにホットラインを設置したところ、最初の24時間で1万2000人からの連絡があったとコメント。今月初めの記者会見では、今後30日以内に、テキサス州、カリフォルニア州、ジョージア州、フロリダ州、ニューヨーク州など、いくつもの州で裁判を起こすつもりだと宣言していた。 一方コムズの弁護団は声明で、こうした記者会見は売名行為であると反発。「コムズ氏と法務チームは、真実と法的防御、そして司法過程における完全性に万全の自信を持っています。法廷で真実が明らかになり、コムズ氏が、成人、未成年、女性、男性に関わらず誰に対しても一切性的暴行を行っていないことが証明されるでしょう」と主張しているそうだ。 なおコムズは9月16日、ニューヨークで逮捕され、性的人身売買など3つの罪で起訴された。無罪を主張するも保釈が認められず、今も拘留が続く中、10月10日に予備審問が行われ、裁判は2025年5月5日に始まることが明らかになった。