発表された新カラーリング

　1月24日、MotoGPに参戦するVR46は新シーズンに向けたチーム体制発表会を行ない、2024年に使用する新カラーリングも披露された。 【ギャラリー】VR46、2024年はフレッシュな新カラーリングで！ 　MotoGPのレジェンドライダー、バレンティーノ・ロッシがオーナーを務めるVR46は2022年シーズンに最高峰クラスへの挑戦をスタート。今年で3年目を迎えている。 　2023年はマルコ・ベッツェッキとルカ・マリーニの2人を擁し、ベッツェッキがシーズン3勝でランキング3位を獲得。マリーニもポールポジションや複数の表彰台を獲得し、チームとしてもプラマックとドゥカティファクトリーに次ぐ3位を記録する、大躍進の1年だった。 　2024年に向けてもベッツェッキとマリーニのラインナップを維持する見込みだったが、マルク・マルケスのホンダ離脱をきっかけに状況は大きく変化。マリーニがマルケスの後任として移籍を決めたことで、VR46はシーズン終盤に2024年に起用するライダーを選ばなくてはならなかった。 　当初はMoto2クラスに参戦しているフェルミン・アルデゲルを起用するのではないかと言われていたVR46だったが、第19戦カタールGPでファビオ・ディ・ジャンアントニオが優勝したことで、マルケスの移籍によってシートを失ってしまった彼をVR46が迎え入れる方向に傾いた。 　そしてシーズン終了後、VR46アカデミー生ではないディ・ジャンアントニオの起用を発表した。 　VR46は2024年に新しくインドネシアの国営石油企業である『Pertamina』をメインスポンサーとすることを、チーム体制発表の以前から公表していた。そのためカラーリングも変化すると見られていた。 　発表された新カラーリングは黄色と白をメインに赤を差し色とした明るいモノ。2023年までの黒と黄色の配色からは受ける印象をかなり変化させるフレッシュなデザインとなった。 　MotoGPは2月6日に、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで今年最初のオフィシャルテストがスタート。2月下旬にカタールテストを行ない、3月8日にカタールで開幕を迎える予定だ。