袖ケ浦体育館で「休日の音楽鑑賞教室」 迫力ある演奏で市民を魅了
「休日の音楽鑑賞教室~市民のためのオーケストラ入門~」が11月9日、袖ケ浦体育館(習志野市袖ケ浦5)で行われた。(習志野経済新聞) 【写真】会場となった「習志野市袖ケ浦体育館」 演奏を披露したのは、毎年50回ほどの演奏を行い、年間約100校で「小中高校音楽鑑賞教室」や特別支援学校への訪問演奏を行う千葉交響楽団。指揮は、読売日本交響楽団や東京交響楽団、大阪交響楽団など全国のオーケストラで指揮をしてきた松村秀明さんが担当した。 未就学児の入場が可能だったことから、小さな子どものいる親子連れや高齢者など多くの市民が参加した。指揮者の松村さんは「今日は、皆さんが知っている曲ばかりを演奏します。迫力ある演奏を楽しんで」とあいさつし、スッぺ作曲の喜歌劇「軽騎兵」序曲を演奏。約1時間の演奏会の中で全6曲を披露し、アンコールでは市民たちの手拍子と共に「ラデツキー行進曲」を演奏した。 同日には、オーケストラの演奏だけでなく「指揮者体験」と「楽器体験」も行われた。「指揮者体験」では抽選で選ばれた3人が登壇し、ブラームス作曲の「ハンガリー舞曲 第5番」冒頭の指揮を体験。指揮者に選ばれた、市内の小学校に通う男子児童は「オーケストラの演奏を生で聴くのは今日が初めて。緊張で手が震えたけれど、指揮をすると自分の思い通りに演奏してくれて楽しかった」と話す。「楽器体験」にも多くの子どもたちが参加した。 指揮者の松村さんは、演奏を終えた後、「習志野市袖ケ浦体育館での演奏は初めてだったが、想像以上にいい響きで感動した。普段はステージの上から演奏しているが、お客さまと同じ目線で演奏できるのはいい機会。ぜひまた演奏したい」と振り返る。 主催した公益財団法人「習志野市文化スポーツ振興財団」の担当者も「たくさんの市民に参加いただけてうれしい。習志野文化ホールの建て替えの間も音楽に触れる機会を絶やさないよう、活動を続けていきたい」と話す。
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