テーマ型ETFの主役交代、メイドインアメリカがイノベーション抜く
「インフラストラクチャーや産業型ファンドの方が、テーマ型ファンドとしての賞味期限が長い。また、インダストリアルはセクターとして非常に多様であるため、インフラやリショアリングなど、より集中的な分野に投資することは理にかなっており、テーマの賞味期限を延ばすことになる」と語った。
PAVEはブルームバーグが追跡しているテーマ型ETFの中で今年最大の資金流入を記録した。同ファンドにはパーカーハネフィン、ユナイテッド・レンタルズ、ノーフォーク・サザンなど産業界の有力企業が組み込まれている。
2位はファースト・トラスト・ナスダック・クリーン・エッジ・スマート・グリッド・インフラストラクチャー・インデックス・ファンド(GRID)で、保有銘柄の半分以上が「産業株」のラベルに分類されている。資金流入額トップ10にランクインした他のファンドはRSHOやiシェアーズ米国インフラETF(IFRA)など。
一方、ブルームバーグが集計したデータによると、ARKKは今年は24億ドルが流出。アーク次世代インターネットETF(ARKW)とアーク・ゲノミック・レボリューションETF(ARKG)はそれぞれ4億ドル以上、アーク・フィンテック・イノベーションETF(ARKF)とアーク・オートノマス・テクノロジー&ロボティクスETF(ARKQ)はそれぞれ約3億ドルが流出している。
原題:Made-in-America Industrial Bets Are Dethroning the Likes of ARKK(抜粋)
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Vildana Hajric