大人気バンド『ミセス』の新曲MVが「人種差別」と炎上! 即公開停止しても"大ダメージ"な特殊事情
3人組バンド『Mrs.GREEN APPLE』(以下、『ミセス』)の新曲MVが、公開24時間も経たないうちに公開停止となった。それに伴い、MV制作に携わった『ユニバーサル ミュージック合同会社』がHP上に公開停止の告知と謝罪文を掲載した。 ひどすぎる…特に問題となった”類人猿虐待シーン” 『ミセス』といえば、10代から圧倒的な人気を誇り、今年の5月には10代が選ぶ『音楽フェスで観てみたいアーティストランキング』で堂々の1位を獲得している。若者からの支持とその親たちからの関心も高いバンドの新曲MVで何が起きたのか。 「新曲のタイトルは『コロンブス』。『コカ・コーラ』が提供する音楽プラットフォーム『コカ・コーラCoke STUDIO』のキャンペーンソングとして発表されました。 クリストファー・コロンブスといえば、カリブ海の島々で先住民を武力で制圧し、植民地化。さらに彼らを奴隷とした奴隷貿易の導入や虐殺の歴史で知られています。MVでは、とある島に降り立ったミセスのメンバーたちが“類人猿”のようなキャラクターと出会い、彼らに音楽や馬の乗り方など文明を教えるという内容。コロンブスが先住民を人間扱いせずに強行した奴隷制度や植民地支配を連想させる演出をメンバーがノリノリで演じている様子は、瞬く間に炎上という形で拡散されました」(映像制作会社関係者) MV公開前に発表されていたMVの設定にも、ハッキリと3人のメンバーがそれぞれコロンブス、ナポレオン、べートーヴェンになりきっている旨が明記されており、タイトルの『コロンブス』とMVに登場した入植者らしき人物が無関係とは言い逃れできないだろう。 こういった場合、ファン心理としてアーティスト自身ではなく企画のプロデューサーや音楽レーベルなど、制作側に批判の矛先が向くものだが、今回ばかりはアーティスト本人に批判が集中している特殊な事情があるという。 「YouTubeの概要欄に制作に携わった人物の名前が載っていたのですが、そこには “Planning Director”の肩書で“Motoki Ohmori”の文字が。ミセスのボーカルの大森元貴さん(27)と同じ読みの名前ですから、アーティスト本人がこの演出を企画したのでは? と、アーティスト本人に批判が集まっています」(同前) ファンのメイン層である子どもたちの信頼とその親からの支持は保てるのだろうか。
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