辺野古への遺骨土砂使用撤回要請 首相に収集団体「ガマフヤー」
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、那覇市の遺骨収集団体「ガマフヤー」は13日、沖縄戦の遺骨が交じる可能性がある沖縄本島南部の土砂を埋め立てに使用する計画の撤回を、岸田文雄首相に求める要請書を公表した。南部での採取には反発が根強く、防衛省は鹿児島県・奄美大島の土砂の使用を検討している。 要請書は、南部の土砂を使うことは「戦没者を冒涜する」と批判。太平洋戦争末期の沖縄戦で、組織的戦闘が終結した6月23日の「慰霊の日」を控え「沖縄全戦没者追悼式に参加するならば計画断念を表明すべきだ」とした。 沖縄戦では本島南部を中心に2千柱超の遺骨が見つかっていない。