「大谷翔平選手のものとはちょっと違うのですが...」17歳でプロ契約、横浜FCユースのFW前田勘太朗が描く将来のビジョン
将来目標シートを自主的に作成
現在、得点ランキング5位タイの6ゴールを挙げている前田に、これからのビジョンを聞いてみた。 「ここで結果を出すことはもちろん、僕が目標としているのはJリーグで点を取ること。トップチームの中心選手となって、育ててくれたクラブへの恩返しをしていきたいと思っています」 実は前田が中学1年生の時、自分の将来目標シートを自主的に作成してアカデミースタッフに提出したという。 「大谷翔平選手のものとはちょっと違うのですが、自分の中で今後達成していくべき目標を時系列にまとめて書きました。理由は自分が思っていても伝わらないことがあると思うので、そこはきちんと自分から伝えるべきだと思ったんです」 有言実行の有言をまずきっちりとした形で行ない、自分にプレッシャーをかけながら努力する。胸のすくような言葉の数々は、彼のこれまでの日常から生み出されていた。 「常に高いところを見据えてやっていくことは、これからも変わりはありません」 獰猛で冷静なストライカーはまだまだたくさんの伸びしろがある。今後が非常に楽しみだ。 取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)