木戸大聖の夢を叶える秘訣「夢があることに自信を持つ」
支えてくれた家族への思い「この仕事に就いてよかった」
初の写真集発売が決まったことを、最初に報告したのは家族。「いつ(写真集を)出すの?」と心待ちにしていたという家族は、とても喜んでくれた。『HANA-UTA』には、そんな家族について語る木戸のロングインタビューも掲載されている。 「両親からは、とにかく『周りの人に感謝しなさい』と言われて育ちました。とくに父親は自分の目から見ても、後輩に慕われているし、同じ男として『かっこいいな』と思います。素直に尊敬できる部分が多いので、父親みたいな男になりたい。追いつけないな、と思わされることも、多いんですけどね」 取材当時(2024年6月初旬)も、ドラマ『9ボーダー』が放送中だった木戸。主演映画の公開、ファンクラブの開設、そして1st写真集の発売と、日を追うごとに露出の機会が増えている。どんどん人気者になっていく息子に対し、家族はどんな思いでいるのか。 「僕がドラマに出演中だったらリアルタイムで観てくれますし、母親から聞く限り、父親は外で僕の話をたくさんしてくれているらしいです(笑)。僕たち家族の前では、あまり多くを語るタイプではないんですけど。ちょっとでも喜んでもらえているなら、自慢できるって思ってもらえているなら、この仕事に就いてよかったな、と思います」 家族やスタッフをはじめ、周囲への感謝を忘れない謙虚な姿勢を絶やさない木戸だが、彼は過去のインタビューでも繰り返し「負けず嫌い」な自身の性格に触れてきた。その源には「20歳での役者デビューは遅い」という引け目があったという。 「18歳からお芝居に関わらせてもらって、およそ2年間、スタートラインにさえ立てない期間がありました。その期間にだいぶ醸成されたマインドなんだと思います、僕の負けず嫌いは。自分よりも年下だったり、同い年だったりする子がドラマに出ているのを、ただ観ている側にいる自分が許せなくて、悔しくて」 『木戸大聖』といえば、とくに映画やドラマフリークではなくとも、若手の有望株として知られている名前だ。それにも関わらず、環境に甘んじない意思が、彼にはある。