「米国株式市場で勝ちたいなら、iPhoneとPCの買い替えサイクルを把握しなさい」資産2億円のママ投資家が明かす、米国株トレンドの先読み術「岐阜暴威も見てます」
米国大統領選挙は、米国のみならず世界経済の行方を左右する重要なイベントだ。そして投資家にとって気になるのは、今後の米国株式市場の動向だろう。 変動の激しい株式相場を見通すために必要な情報とは一体…? 資産2億円の育ママ投資家・ちょる子氏(X:https://x.com/kabu_st0ck)に、2024年後半から2025年にかけての米国株の相場観や、注目すべき情報について話を伺った。短期連載全2回の第1回。
米大統領選後からAI相場が始まる
ーー2024年後半から2025年にかけての米国株の相場観についてお聞かせください。 11月の米大統領選以降、2025年の夏頃までは米国経済の底堅い成長と企業業績の改善を背景に、株価の上昇トレンドが続くと予想されます。ですが、その後はインフレ抑制のための金融引き締めが進み、景気後退に転じる可能性が高いため、投資しづらい環境になっていくと思いますね...。 ーーでは、なぜその期間は株価が堅調に推移すると思われるのでしょうか。 米大統領選後から半導体を起因とした、AI相場が始まるのではないかと見ているからです。
iPhoneとPCの買い替えサイクルに注目せよ
ーーその理由とは?注目すべきポイントと併せて教えてください。 iPhoneは概ね3年、パソコンは7年という買い替えサイクルが一般的だそうです。そして2025年はWindows 10とMicrosoft Office 2016のサポート終了が控えているため、2024年111月頃からパソコンの買い替え需要が拡大すると予測しています。これによりテック業界全体を活性化し、関連製品の売上を押し上げるだけでなく、半導体セクターの成長も牽引すると考えられます。 また、エヌビディアの最新GPU「ブラックウェル」の出荷遅延が懸念されていましたが、最近では供給が改善しつつあるとのことです。同社の直近の四半期決算では、生産効率の向上に伴い、製品供給が順調に推移していることが確認され、新製品の発売も順調に進んでいると考えられます。これも株価上昇の後押しになるかと。 ーーそのピークアウトが2025年の夏頃であると? そうです。上記の買い替え需要は一時的なものであり、2025年中頃にはピークアウトするのではと見ています。フィラデルフィア半導体株指数のSOXや、その代表的な銘柄であるエヌビディアの株価も、一時的に高騰した後、調整局面を迎えるのではないかと予想しています。 なお、これらの情報は「日経CNBC」と「テレ東biz」、そして大和証券の木野内栄治チーフテクニカルアナリストの見解を参考にしています。
ちょる子